« 「春宵」ライブ | トップページ | 音の表情 »

2005/09/23

音色の均質化

社中の音色というのがある。
竹盟社系の方は五郎先生のような柔らかくてしっとりした音色(の方向性)になるし、邦山会の方はやはりそういう音色があるように思う。同じ師匠について吹き合わせをするわけだから息の使い方、音色の趣味が似てくるのだろう。少し前までは、広い意味で琴古流の音色、都山流の音色というのがあったように思う。
骨太の琴古にやわらかい都山とでもいうのだろうか。昔は私にはヒョロヒョロの都山としか聞こえなかったのだが今は少し見方が変わっている。
最近の人は都山も琴古も使う楽器も目指す音も似てきてしまっているように思える。
なにせ都山流の人が琴古流の「鹿の遠音」をどうどうと吹く時代、ボーダレスというか節操ないというか。
不思議と琴古流の人が都山流の本曲を吹いているというのはあまり聞かないが。
今は本当に何でもありで、流の交流が進み、合理的な指導により、均質化され、流の流たる音色、守るべきものを失っているように思う。
それを尺八界の進歩・発展というか、難しいところである。

|

« 「春宵」ライブ | トップページ | 音の表情 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30551/6082273

この記事へのトラックバック一覧です: 音色の均質化:

« 「春宵」ライブ | トップページ | 音の表情 »