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2006/04/23

味付けは薄めに

私の住むヨコハマというところはラーメン屋が多い。
有名店といわれるところも多く、先日、ひさしぶりにそんな中の一つにはいってみた。
味が濃い。
だし気も塩気もみんな濃い。麺も負けまいと一所懸命。
個性を出そうとしているのであろうか。これでもか、と主張してくる。
私も年をとったのかなあ。不味いというのではないが、ついていけない味である。

なんでも尺八に置き換える癖がある。
私の本曲はどうだろう。自分の工夫という名の作為を聞き手に強制していないか。
こう聞かせてやろう、こう私は考えた、というのを味付け強く押し出していないか。
水のような演奏、その中にほんの少しの塩気があれば充分なはずである。
個性が尊ばれる世の中である。本当の個性はそんなところにはない。
もっと深い所にありそうである。


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