« 民謡は奥州系本曲の母 | トップページ | 神如道の「霧海篪」 »

2006/07/05

私の愛管~嫁さんはブスの方がいい?

下の写真は学生時代から使っている私の尺八である。
名古屋の故、坪井悟道氏の尺八である。
私の元にきたのは大学の2年頃だから、ずいぶん昔になる。
当時竹友社に稽古にいっており、ようやくきちんと吹ける楽器にたどりついたという感じだった。
中継ぎ籐巻きの8寸、真っ白な竹でもちろん割れていなかった。
特に日にあてて放置したわけではないが、良く割れた。
やはり極めつけは、24歳のときドイツ旅行のときに持っていって、行きは濡れタオルに包んだりいろいろ工夫をしたのだが、帰り近くなって油断してそのままスーツケースにいれていた。
日本についてびっくり、ぱっくり割れていた。
これほど上管も下管も割れるのもめずらしいくらいである。
(普通は上管は良く割れるが下管はあまり割れないように思う)
数度の割れで十数か所の修理である。。(いかに手入れが悪いか・・だが)

それでもこの楽器は私のメインの楽器であり続けた。
もちろん何度か浮気はしたのだが、なかなかこれを超える楽器にいきあたらなかった。
若気のいたりで唄口周りを少しいじくったりしてみたこともあった。(今は戻している)
この尺八の唯一の難点はピッチが高いことであった。私の吹き方にもよるのだろうが、A=444Hzから管が温まると446Hzくらいになってしまう。
さすがに耳の悪い私でもちょっと気になる高さである。何より合奏のときまわりに迷惑をかけてしまう。
数年前意を決して大阪の一城さんに調整してもらった。
そのとき管尻を一節足し、手穴の位置をずらしてもらっている。(あわせて中継ぎを漆の研ぎ出しにしてもらった)
ちょっと見ではわからないようにうまくやってもらった。
最近は、琴童の8寸を吹くことが多いがそれでも、苦楽を共にしたこのブス竹とも腐れ縁でずっと付き合っていくことになるのだろう。

0603180016_1

|

« 民謡は奥州系本曲の母 | トップページ | 神如道の「霧海篪」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30551/10791925

この記事へのトラックバック一覧です: 私の愛管~嫁さんはブスの方がいい?:

« 民謡は奥州系本曲の母 | トップページ | 神如道の「霧海篪」 »