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2006/10/31

錦風流本曲の独自性

錦風流の本曲というのは一体どうして生まれてきたものか、と思ってしまいます。
故、内山嶺月氏の本に歴史については書いてありますが、あの「コミ吹き」というのを編み出してそれを一般的なものにしたというのはかなりの力技のような気がします。
しかも錦風流の成立はそれほど古くないわけですから、あのコミ吹きはおそらく師匠から弟子のせいぜい数代の中で確立したものでしょう。
自分はそれを吹いているので気になりませんが、あのコミ吹きというのはかなり他のジャンルの人から見ればセンセーショナルな奏法のようで、有名な「ムラ息」くらいのインパクトはあるようです。
作曲家の間宮芳生も感じるところあって、自身の作曲の中にも奏法を取り込んだりしています。
そんな特異な奏法を津軽の田舎町(失礼)に一気にひろめた、ひろまったというのはなんだか奇跡のような気がします。
あるいは、そういう奏法を「作った」と考えるのは間違いで、津軽の空気がそういう奏法を「生んだ」と考えるほうが自然かもしれません。
確かにあのコミの奏法は津軽の言葉、人間性、空気に繋がるものがあるような気もしてきます。(コミ吹き自然発生説?)
いずれにしても京都、関東ではあの奏法は生まれなかったことはなんとなく納得します。

そして曲ですが、三谷清ランのように骨組み自体は對山派の本曲、「三谷」と同じものものもあり、それぞれの原曲が何に当たるかは一度調べてみたいと思います。

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