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2007/02/14

尺八と温度、湿度

思いのほか前の話題が展開しましたので調子に乗って続編です。

尺八の温度と鳴りは関係ないのでは、というトーンで論じたのですが、経験的に暖まったほうがなりやすいという話もあるようです。
私は尺八を暖めるのは舞台に上がったときのピッチを安定させるためだけだと考えていました。
確かに言われてみるとある程度温まっていたほうがなりやすいような気もしてきました。

舞台で経験することですが尺八が冷たいと吹くうち、舞台の照明が暑かったりすると余計にだんだんピッチが上がってしまい、他方三絃は熱で糸が伸びてピッチが下がってくるということになるときがあります。
三絃も上級の方は尺八のピッチが動いてしまうと、絶えず尺八の音に合わせていただけるのですが本来あまりよい形とはいえないでしょう。

温度の話が出ましたので湿度についても少し。
尺八は湿っていた方がなりやすいように思えます。
真夏よりも梅雨時の方がなりやすい。もっと単純に言えば尺八を少し水につけてから吹くとよく鳴るように思えます。(乾くに従い戻ってしまいますが)
何が変わるのかはよくわかりませんが、経験的にそう思います。
木製のリコーダーなどは湿度が高いと全く駄目になります。(ウィンドウェイが詰まりやすくなることもありますが)
同じ管楽器なのにと違うものです。

まだまだ尺八には謎も伝説も多いです。

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コメント

前のメッセージのコメントに書いたように、暖かい時の方がよく鳴るという感覚なんで、当然冬よりは夏の方が鳴りやすいということになります。湿度に関しては、あまり尺八のことを知らない人には、話として、「梅雨時はいいんですよねぇ」なんてことを言うのですが、実のところ私はそれほどの違いは無いと感じています。早い話、ネタ話。また、日本は夏が暑くて湿度が高いですから、温度なのか湿度なのか、というのは判別できないことだと思います。

気象条件ということですと、ここ数年気になっているのが気圧。どうも気圧が低そうな日は鳴りが悪いというか、吹いていて普段よりもわずかだけど苦しく感じるとか。かと言って、台風が来ている時にそういうことが顕著になるか、というとそういうことも無いし、これもどうも気の問題かな、というところですね。みなさんはどうでしょうか。

それから、昔オフでTACが言っていたことなのですが、長時間吹いていると竹が重くなって鳴りが悪くなるというようなことを聞いたことがあります。これも実際に感じることなのですが、表現としては竹自身の湿度ということなんだろうと思います。しかし、いくら内径に結露して水っぽいとはいえ、漆が塗ってあって地もあるわけですから、とても竹まで水が滲みこむとも思えない。外径にも吹いていると少しは滲みこむかもしれないけど、それで音が変化するとも思えない。私は唇の疲れだと思うのですが、どうもそれだけでもないように思うし、これも謎です。

舞台の時の尺八(楽器)のメンテについては、ここをどういう人たちが読んでいるのかわかりませんが、ブログ主さんを初め、コメントを書いている人たちは、もうすでに何十年もの間、経験多数の方ばかりなんで、それぞれの方が自分に合った方法を持っておられると思います。ですから、今更という気がしますので特に私はそれについては書きませんが、演奏前に竹(楽器)を暖める、何ていうのは当然のことじゃないかと思います。たまに、演奏中の尺八の管尻からしずくが垂れる、というようなことをしているような人を見ることがありますが、あれは見た目にみっともないという以上に、楽器のことを知らない人だな、という印象を受けますね。そして、そういう人はたいてい下手。あれで、糸にピッチが合うはずも無し。

投稿: Toorak | 2007/02/17 09:46

温まって尺八がよく鳴るようになる,というのは,硬い竹か柔らかい竹かで音が違う,とかいうのと同じ程度の問題だと思います.
そりゃあ,まったく違いがないかと言えば,そうも言えないでしょうが,それは他の要素に比べてほとんど無視できる程度でしょうし,奏者の腕や調子に比べたらまったく問題にならないと思います.

私も,朝,最初はなかなか鳴らないのが,吹いているとよく鳴るようになります.
ただこれ,温度に比例して鳴る,というより,吹いていると突然鳴り出します.
つまり,身体が忘れていた微妙なポイントを,しばらく吹くことで思い出すのだと思います.
鳴り始めるまでの時間は,夏の暑い日でも,冬の寒い日でも,大して変りません.
それより,吹く前にウォーミングアップをしたかどうかの方がずっと大きいようです.

ただ,寒いお寺の本堂で献笛しようなどと言う場合,やはり暖めておかないと吹けません.
それは,尺八を暖めるというより,冷たい尺八を持つと身体が縮こまって,自由にコントロールが効かなくなるからだと思います.
それともう一つ,指孔を塞ぐ指が,冷たいと,湿気がなくなって塞いだ孔に微小な隙間ができるのではないかと思います.
湿気の問題と,ここでつながります.
私はですから,もし周りで人が見ていなければ,寒い場所で献笛する時は,直前に指をちょっと舐めます(人がいたらしませんけど).
関係ないですがもう一つ,寒いところで10分も吹いていると露がたまって来て,5孔の開閉に支障が出ることがあります.
そのためにも暖めておいた方がいいですね.

逆に,暖かい(暑い)舞台に上がる時は,よく暖めておかないと,えらいことになります.
私の計算では,管内が冬の外気音である時から体温まで上昇した場合で,なんと90セントも高くなります(極端な例ですが).

投稿: 虚無烏 | 2007/02/15 09:38

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