ドラマ「喪なわれた道」エキストラ記
内田康夫の同名推理小説がTVドラマ化されるということで法身寺で「喪なわれた道」の撮影が行われました。
善養寺一門、百錢会の有志で虚無僧エキストラ参加することとなりました。
いや、虚無僧姿が十名以上揃うと圧巻というより、異様です。
皆、それぞれに怪しい。ドラマでの犯人役はいくらでもいる様相。
川上さんは虚無僧というより山伏、体が大きいのでなんだか外人が虚無僧装束を着た絵葉書の様。
坪井さんはなんだかキリスト教の宣教師のよう。
・・・いや皆、虚無僧コスプレ全開の様相でした。
世間から見ると虚無僧というのはなんと時代錯誤の異様な存在であるか改めて納得しました。
演奏は、「調子」と「滝落」と師匠の「虚空」。
ドラマでどこが使われるかお楽しみですが、せいぜい「ツレーレー」くらいでしょう。
私は役者と反対側にいたので、映っていないでしょうが、師匠はもしかしたら役所公司似の姿が全国放送されるかもしれません。(まあ映っているといってもみんな天蓋姿ですが誰が誰だか・・・)
まあ虚無僧がテーマのサスペンスなんてのはそうないので、どんな取り上げられかたにしてもありがたいですね。
今日は、小菅和尚の計らいで、半日、楽しませてもらいました。
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コメント
女房が図書館で借りてた「喪われた道」を、休日も暑くて外に出たくなくて、女房に続いて読んでみました。 推理小説を読むのは久しぶりです。 なかなか面白かったです。 尺八に関する記述を一部抜粋してみますと、
「滝落之曲というのは、どういうものなのですか?」
「……たとえば箏曲でいう宮城道雄さんの『春の海』、あれに匹敵する描写音楽ですな。…… 夜のしじまの中に、嫋々と響く滝の音、谷間の深い闇、水面に浮かぶ月の光……そういった心象風景というのですが、それがみごとなまでに描かれてる曲です。……」(法竜寺の和尚)
…それは大自然の音である。 風のままに或いは遠く或いは近く、高く低く、或いは強く或いはかすかに、岩をかむ飛瀑の激しさ、さわやかな流れのささやき、紺碧をたたえた深淵の静けさ……天地の気を腹一杯に呼吸して、一吹また一吹しているうちに、大自然の調べに和して、霊肉一如の境地に到るとき、知らず識らず、宇宙万象の諸行無常、諸法無我、涅槃寂静、そして常住不滅の生命を体験するであろう。……(富森虚山の本の序文)
・私は今まで、夜の『瀧落』と想って吹いたことはなかったです。
夜だと、また違った趣の音になるでしょう。
投稿: 虚韻 | 2007/08/26 22:43
虚韻さん
百錢会はメンバーは50人くらいいるのではと思いますが
昨日は約10名での参加でした
姫路の神系のグループって私は高砂にいたのですが全然接点がありませんでした。(どちらかというとあちらに居たときは神戸、大阪方面の付き合いが多かったので)
よかったらメールででも教えて下さい。
投稿: ろめい | 2007/08/25 09:52
私たちは姫路を中心に活動する神系グループですが
海童道系と比べると、ごく少人数です。
百銭会のメンバーは、大勢おられるのでしょうか?
投稿: 虚韻 | 2007/08/25 08:59
いやぁ楽しそうな一日だったようで、羨ましい。
でも僕は装束を持ってないから、仮に話がきても出られないけど・・。
投稿: しんた | 2007/08/25 00:53