« 譜面の番人 | トップページ | 私は絶対に尺八がうまくならない! »

2007/10/16

三曲に尺八が加わったわけ

当たり前のようにやっている三曲音楽の尺八であるが、冷静に考えてみると楽器の取り合わせという意味であまりしっくりしているように思えない。
もともと、三絃も筝も厚い和音を重ねる楽器ではなく、旋律を聴かせる楽器である。
尺八はそれらの音を支えるという位置づけ・・・というわけでもない。
二丁三味線の合奏などは見ていて聞いていて、メロディーの受け渡しなど楽しい。
これが三味線と尺八だとちょっと違うのだ。
尺八を吹くものはなんとも思わないが第三者として聞いてみるとこれは聞けば聞くほど不思議な気持ちになる。
これは異種格闘技である。違うルールの音楽を同時に鳴らしたらどうなるか、そんな実験なのだろうか。

私はタイトルにあるように三曲音楽に尺八が加わったいきさつというのを知りたい。
どうして同じ種類の楽器の琵琶と合奏しなかったのか。(雅楽では琵琶と筝の合奏の図はあるが)

ここまで書いて気が付いた。
日本の合奏は「合う」を楽しむのではなく「ずれ」を楽しむのだ。
音楽の中では異物を軽々と取り込むことによって完全に外してしまわないか、という恐れと緊張を与え、それを楽しむのだ。
外れないぎりぎりの所で「ずれ」を楽しむ文化、それが「尺八」を三曲に参加させた理由なのかもしれない。


|

« 譜面の番人 | トップページ | 私は絶対に尺八がうまくならない! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30551/16782419

この記事へのトラックバック一覧です: 三曲に尺八が加わったわけ:

« 譜面の番人 | トップページ | 私は絶対に尺八がうまくならない! »