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2008/01/23

甲の音でdiminuendo

甲の音できれいにdiminuendoする、というのが一つの課題である。
なかなかこれが難しい。

私は尺八を始めたとき、甲の音の出し方は「唇を少し横に引いて息を強く出す」というように習った。
今から思うとこれは正しくなかったなあと。
唇を緊張させるクセがついてしまい、なかなかそれから抜けられない。
この出し方の大きな欠点は甲でppがコントロールできない、音色がつぶれてしまい、貧しい。
今は、こう考えている。
・できるだけ唇の状態は乙音と変えない。
 すなわち、緩みすぎず、緊張しすぎずの軽く緊張した状態?のままで甲音を出す。
・息の強さ、量ではなく速さ
 息のスピードがあれば甲になる。そして息の方向がもっと関係がありそう。

それからdiminuendo、音を小さくしていくわけだが、きれいに消していくのは難しい。
できるだけ口先で小さくしていく方法は避けたい。(補助的に使うことは仕方ないが)
音を小さくする為にはまず音を支えなければいけない。
善養寺先生は脇腹というより背中で支えている、という。
なかなかその感覚はつかめないが、ともかく手近なところで支えない、発音部より遠くで支えるというイメージがよさそうである。息は吐かない、つまり支えを抜いて、ため息のように息が出てしまわないようにする。
乙音ではだいぶイメージがつかめてきたが、大甲の音域はなかなかそうはいかない。
これらの支えは、長管の方がむしろやりやすいように思える。

これも宿題だなあ。

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コメント

今日は!壬山です。明日会場の抽選に行く予定です。今年も宜しくお願いいたします。
甲音の・・・・・・・ですが、小生の唱える「佛心月影」吹奏法がごくごく簡単に解決してくれますよ、すぐに体得できて忘れることがありません
又、体調・緊張による影響も少ない方法です。言い換えればどんな弱音からでも吹きだせる方法でもあるわけです。弱音をドンドン進めて行きますと音が消えてしまいますが、竹だけは振動していることを体に感じます自分だけの音です。この音を小生は無韻の韻ではないかと思っているのですが!?

投稿: 壬山 | 2008/02/23 10:23

アパチャー、アパチュアー
は、隙間・スリットの意、つまり唇の間の息の出る隙間のこと。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~chouse/fl.html#Anchor10265


尺八において「共鳴」というのは物理学的に存在するかどうかはわかりません。が、感覚的にはあります。
管内の気柱と同じくらいの気柱を体内につくるというイメージで気道を広げ且つ最適な息流速で吹いたときにもっとも良い響きが得られ、「下鳴り」状態になる。

投稿: しんた | 2008/01/26 02:03

私は、甲音の消しは、息圧を落とさず、唇を緊張させず、頭で甲音を出し続け、腹圧を維持しながら納めます。

ろめいさんたちのレベルでは有りませんが・・・

投稿: 単管丸 | 2008/01/24 20:57

しんたさん
ありがとうございました。
ちょっと教えて下さい
>3.2.と同時にアパチャーを小さくすることにより甲に移行する。
アパチャーって何ですか?

> 1.口腔容積を変えることにより息の流速を変える。
これと共鳴ポイントはいまひとつ結びつきません
共鳴ということばもちょっとあいまいです。
尺八では本当の意味で共鳴を使っているとは思えません。
口の中を広く取ってその形を変えて、息流をかえるというのはわかりますが。

投稿: ろめい | 2008/01/23 22:53

僕はまず、息量を一定にしながら甲乙の跳躍をアタックなしでやる練習、をやります。
方法は3つ。
  1.口腔容積を変えることにより息の流速を変える。
    (別の表現をすると体内共鳴ポイントを上げ下げする)
  2.上唇をすこし被せ息の角度を変えることにより甲に移行する。
    乙へは逆を行なう。
  3.2.と同時にアパチャーを小さくすることにより甲に移行する。

投稿: しんた | 2008/01/23 00:41

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