« 我が愛管~その1悟道管 | トップページ | 雪の日に「ゆき」を想う »

2008/02/03

我が愛管~その2琴童管

最近の私のメインの尺八はこの琴童管です。
尺八が7節が姿がいいとされていますが、これは10節くらいあります。
しかも根っこがすぼまっているところまでいっています。

この琴童管は父より預かっているもので私にとっては非常に想い出深い竹です。
物心ついたころから父の尺八を聴かされていたのですが、父はちゃんとした演奏会で使うのはいつもこれでした。
この竹のすばらしさはいつも聞かされていました。
そしていつか吹きたいと思っていました。
私も尺八を真剣にはじめてから、この竹のよさを本当に感じました。
音色は如何にも琴古流らしい明るい音色。音量は充分。息の抜け、応えが共によい。
私はこの竹よりずば抜けていいなあ、と思える竹は今までであったことがありません。

父の尺八は何本も預かっていましたが、さすがに父の愛管を取り上げる気はありませんでした。
数年前、実家に帰ったときに琴童管を吹いていて父から「琴童管は息がいるから、年をくってきて吹きにくくなっている。使うならもっていっていいよ?」といわれ私の所にきました。
とても嬉しかった反面、少し寂しい気もしました。

この尺八はそういう意味で私にとっては特別です。
これで演奏して下手なら、自分の技術の問題であって、尺八に問題があるわけではない。それだけは確かです。
そういう意味でもこれは言い訳を許さない竹といえるかもしれません。

18_
18__2

|

« 我が愛管~その1悟道管 | トップページ | 雪の日に「ゆき」を想う »

コメント

この竹は私が子供の頃からずっと見ていた竹という意味で客観的な評価ではなくなっていると想います。きっと。

虚韻さん
>琴童管は、「音量は充分、息の抜け、応えが共によい。」と、父上の
>「息がいるから」は、琴童管を吹いたことのない素人には矛盾している様に思えるのですが‥‥‥?
しんたさんも言っておられますが、たっぷり吹けば息を充分受けてくれる竹です。排気量の大きいエンジンという感じでしょうか。
(少ない息で鳴らないというわけではありませんがキャパシティーが広いという感じ・・・)

投稿: ろめい | 2008/02/03 22:32

いいなぁ! 一度吹かせてくださいね!

>息の抜け、応えが共によい のに 息が要る

これは別に矛盾しません。
いくらでも息が入るので十分に鳴らしたくなる、が、それには息が要る。
ということではないでしょうか。

投稿: しんた | 2008/02/03 18:14

琴童管は、「音量は充分、息の抜け、応えが共によい。」と、父上の
「息がいるから」は、琴童管を吹いたことのない素人には矛盾している様に思えるのですが‥‥‥?

投稿: 虚韻 | 2008/02/03 15:12

本日(3日)のような、休日の雪景色の中で、上記の尺八を奏でる。 そして故郷のお父上を想う。
日本人に生まれてよかったと思える瞬間ですね。

私もこれから稽古に入ります・・・・

投稿: 単管丸 | 2008/02/03 13:54

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30551/17935142

この記事へのトラックバック一覧です: 我が愛管~その2琴童管:

« 我が愛管~その1悟道管 | トップページ | 雪の日に「ゆき」を想う »