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2009/01/29

NHK邦楽技能者育成会 終了

NHK邦楽技能者育成会が今年度55期をもって終了するのだそうだ。

NHK邦楽技能者育成会55期募集

育成会というのは私が学生の頃から邦楽のプロを志す者にとって、芸大と並んでひとつのブランドだった。
現代邦楽にもある種、育成会スタイル的なものがあったように思う。
私が学生のころは、杵屋正邦、藤井凡大両氏が積極的に進めておられた。
両氏の曲が必ずしも名曲ばかりとは思わないが、ひとつの時代を築いたといえる。
最近の講師は私はよく知らなかったが、個人的には唯是氏を除いて、ちょっと小粒になっているなあという感じがした。
学生の頃は、先輩の田辺嶺山さんが行っておられたのを見て、ちょっと心が動いた。
ただ、学生で親より仕送りを受けている身、一年ダブってしかもお金を出して行くだけの勇気がなかった。
あのとき、そちらの道をとっていたら人生変わっていたかもしれない。(まあよくなっているとは思わないが)


育成会はこの数年はやはり、時代を引っ張る力を失っていたように思う。というより邦楽自体にその力が非常に衰えているのを感じる。
この先どう進むのか。新しい邦楽を模索する道、古典のレパートリーを守る道、即興を追求する道・・
まだ私は、邦楽あるいは邦楽器に底力が残っていると信じたい。

お疲れ様「育成会」 さあ邦楽は、私の時代、どう進めばいいのか?


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コメント

>邦楽あるいは邦楽器に底力が残っていると信じたい。

善養寺さんをしても内輪むきのコンサートにならざるを得ないところを見ると、邦楽はとっくに終わっているというのが現実でしょう。
軽音楽の分野で頑張っているプロは多いですが、レベルが低いことをまったく気にしていない。
それらを批判すれば間違いなく石礫が飛んできます。するつもりもありませんが。

門外漢が先入観ぬきに楽しめるレベルの音楽を目指さない限り未来はありません。
しかし一般人の方では伝統音楽、伝統楽器だということで甘やかしている。

新しい邦楽か、古典かという以前の話です。
専門家や愛好家が伝統の上に胡坐をかくことを止めて現実を見据えるということは、邦楽の世界では期待できないよう思います。
もちろん、伝統を大切にすることと伝統によりかかって甘えることとは別の話です。

ま、ほんの少しは期待したい思いがあるから、このようなことを書くのですが、虚しいですね。
ろめいさんもネタで書いているだけであって、分かっていらっしゃるのでしょうし。

投稿: ペリー | 2009/02/01 05:13

〉この先どう進むのか。新しい邦楽を模索する道、古典のレパートリーを守る道、即興を追求する道・・
〉まだ私は、邦楽あるいは邦楽器に底力が残っていると信じたい。

たとえば地歌、
詩情、情、四季折々をとらえる自然観…、
これって、日本人のアイデンティティーじゃないでしょうか、

たとえば尺八古典本曲、
メロディー・ハーモニー・リズム、反復のあり方、は、西欧音楽の規範を超えている、
ここにも日本人のアイデンティティーがある、
…音色の扱い、気合本位の緩急、鳳凰の鳴き声、龍の叫び、鶴、鹿、の声…、
…土臭くもあり、経を読み唱える心に耐え得る…、

邦楽は、次第に注目されこそすれ、もうこれ以上衰えることはないと思うなぁ、

投稿: 波平 | 2009/01/30 06:43

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