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2009/01/17

「黒髪」をどう吹こうか?

帰国したおりに、多治見の実家のそばの修道院で邦楽フォーラムメンバーが集まってくれて、合奏をした。
そのときに、黒髪を順番にやる機会があった。
有名な曲だけに自分ではどうやるか、を考えてみた。
黒髪はちいさいがしっかりした曲で尺八が入ったいい演奏をあまり聞いたことがない。
どちらかといえば尺八が要らないのでは、と思う曲の一つである。
どうやって邪魔をしないか。歌を生かすか。
三絃の音のないところをかろうじて縫うように演奏したらどうか。
歌の所はできるだけ、軽く、薄く吹く。
とにかく歌を聴いて吹く。
合いの手はそれでもしっかり骨組をしっかりさせて吹く。
三絃にしつこくついていかないように音の数を減らす。
装飾音を最低限にする。
というようなことを考えて吹いてみた。


結果、
芯のない弱弱しい小賢しい「黒髪」の演奏ができあがった。
企画倒れというか、実力不足というか、これだったら、楽譜通り、しっかり吹いた方がましだったかな。

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コメント

本当に外曲は外曲として吹かなければいけないのだけれど、色気もちらほら、すっと清潔に吹く技術というのもなかなか難しいです。

投稿: ろめい | 2009/01/20 21:33

古典本曲の吹禅は、唯我独尊ですネ。

連管になるとアンサンブルになりません。
それで良いのかも知れないが、音楽にはなりませんネ。

外曲は主役がいて脇役は、脇役たるべきですが、
自己主張したいのが人間の性でしょうか。

投稿: 虚韻 | 2009/01/20 21:09

黙っていようと思ったけれど…、

わたし思うのですよね、
尺八と合わせる際は、歌う楽しみは少し尺八に譲って欲しいですよね、尺八吹きながら糸を聴いて楽しめるじゃないですか、
糸方に充分に歌われると、歌の上手下手にもよりますが、尺八は立つ瀬がないですよ、特に都山は吹かない方がよろしいですよ、

吹かでもがなの譜付けでしょう、それを知らないでつついっぱい吹いたりする、
もう逃げ出したくなりますね、

投稿: 波平 | 2009/01/18 23:16

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