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2009/01/20

西園流「志津」の感じ方

西園流の志津の曲の私の感じるところをまとめてみる。
志津の曲自体の言われなどは、手元に何の資料もなく、ただ吹いている中での感じるところである。

曲は、いきなり甲の①ハチリーツレーエと始まる。
これはよほど気持の準備をして吹き始めないと難しい。
この曲は短い曲であるたとても不思議な構成である。
本曲は以下のような組立のものが多い。 
1.最初はゆっくり、低音域
2.徐々にテンポがあがり
3.高音で高揚
4.結びで再び低音域にもどり落ち着く

志津は全くこれを無視し、こんな具合
1.いきなり高音、高揚した状態
2.中音域で揺れる
3.落ち着いて終わる
つまり、山ではなく、なだらかな坂をゆっくり大きな岩をころがすような曲である。
動と静が交互に変化しながら顔をのぞかせる。
②甲チーチウチハーハー
ここまでは気分の高揚が続き、ずっと張っている
③ツーツレーツロローツレ、ホーロロー
曲が動き出そうとするのをホーロローのフレーズで落ち着かせている。
④ツレハロロー・・・・・
ツレハロの繰り返しで大きな歯車が回るようにゆっくりと力強く動き出す。
⑤ツレーエチーチウツーツロローホロホロローツハローハウレレー
最後のゆっくり粗いホーロローで動いていたものがゆっくり止まる。
⑥ローレーローレーレー
結びの旋律もどこか動き出しそうな雰囲気をちらつかせながら終わる。

西園流「志津」 2009/1/19稽古録音 


録音をUPしようと思ったがこのブログは1MBまでしかUPできなくなったのでYahooのブリーフケースを使ってファイルを置いておきました。クリックして聞いてみてください。


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コメント

倭文を言うなら、漢(中国の織物)に対する日本古来の麻などの繊維で織った布の意とするのが一般でしょうか。

「しずやしず しずのおだまき~」を考えるなら本歌の「伊勢物語」を挙げた方が良さそうですが、いづれにしても倭文織(しずおり)の職業集団である「倭文連」の祖先神「倭文神」まで連想しても良いかもしれません。行き過ぎかもしれませんが。

「志津」の冒頭「ハチチーツレー」を「虚鈴」(他、盤渉系統の曲)冒頭の「ツーレーチーハー」の逆行型と見るなら、中国伝来という伝説のある「虚鈴」に対する日本の曲だという意識が見えてきやしないでしょうか。

投稿: ペリー | 2009/02/01 03:53

「志図の曲」
素朴で良い曲ですね。
知らない村を歩いていてどこからともなく、この竹音が聞こえてきたら、郷愁をさそわれるでしょうね・・・

音色が良いので心地良いです。

投稿: 単管丸 | 2009/01/22 19:21

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