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2009/08/24

やってくれるね。「オレは邦楽が大嫌い」BY おのP 

私の竹友のおのPさんのこの曲を、「邦楽ジャーナルコミュ・夏コン」で発表した。
おのPらしいというか、一所懸命毒を吐きながら、喧嘩売りながら、愛情にあふれている(?)
一応本人の了承をとって転載させてもらった。
現代邦楽畑で尺八をずっとやってきた彼の今の邦楽に対する閉そく感というか、愛憎相半ばの気分が出ている。

かなり、「そうだ、そうだ」と思える所もあるのでは。
もちろん、反論したい人もいるだろう。
どうして彼が、今、それを言わなければならないのか。
彼は邦楽に育てられてきているが、私のようにどっぷりつかっているわけではない。
半分外から眺める目を持っている。
それが純粋邦楽人には「斜に構えて何言ってんだい」と見えるかもしれない。
どんな世界でもその中に身を置いて、その中だけで動く分には非常に楽である。
彼には邦楽のぬるま湯的なしかもそれがだんだん冷めていくぬるま湯というのが耐えられないのだ。
私はむしろぬるま湯であるならば、その中で熱くする道はないものか、と考えるのだが、彼にはもはやそんな余裕はないと思えるのだろう。
私とスタンスは違い、行動は違うのだが、考えるところは共感できる。


--------------------------------------BY おのP

「オレは邦楽が大嫌い」(替え歌です、知ってる人は、あの曲に当てはめましょう)

恥ずかしくなるようなタイトルに
どこにでもあるようなメロディーを適当につけて
奇妙なアレンジで和楽器だけで演奏する
とにかく後ろ向きな音楽 ああ それが邦楽

だいたい和楽器が万能なワケじゃないし
でも他のジャンルの曲なんか聞かない
だから他の音楽の人たちに相手にされない
そうだ、和楽器だけでオリジナルを作ろう ああ それが邦楽

そもそも表現したいモノがあるワケじゃないから
色恋沙汰は実生活がドロドロだったりするから
仕方ないから意味不明なタイトルを付けて
よくわからないままに演奏する ああ それが邦楽

そして他のジャンルの曲はよくわからないから
作曲をすると同じフレーズしか浮かばない
だから演奏しづらいアレンジとかでお茶を濁して
聞いてる人なんか構わず演奏する ああ それが邦楽

 さて「邦楽」とはいったい何だろう?
 その答えは はっきりしている
 邦楽は負け犬の音楽だ
 ポップスには混ざれない
 クラシックにも混ざれない
 ロックは仲間が必要だ
 そんな落ちこぼれを救う ああ それが邦楽


弾ける楽器と言えば和楽器だけ
他のジャンルの仲間なんてほとんどいない
んじゃウケるにはどうしよう?そうだポップスでも適当に入れるか
(ポーニョポーニョ・・・) ああ それが邦楽


でも意外に売れた人たちは儲かってんだよ
家なんか、建てちゃったりしてね
とんでもない印税を手に入れてる そして彼らの下には
楽譜やCDを買いあさる純朴な羊が ああ それが邦楽


 さて邦楽とは一体何だろう
 その答えははっきりしている
 邦楽はオレたちの音楽だ
 社会から取り残され
 家庭では無視されて 
 人生に疲れ切った
 そんなオレたちを救う ああ それが邦楽!!

------------------------------引用終わり

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コメント

私はおのPさんのいう邦楽のいやな部分から避けるために古典の方に面白みをみつけて向き直っているのですが、彼は反対に、それを越える新しいものを作りたいという思いのようです。
聴衆なき音楽というのが彼のいらだちのもとでもあり、それについては邦楽人として同感します。
もっとプロ、アマ含めて危機感をもつべきでしょう。

投稿: ろめい | 2011/01/01 09:40

東京芸術大学、NHK邦楽育成会などを卒業後、プロを目指す若い演奏家の皆さん、日本の古典音楽を大切になさっていますか?
あなた達こそが、日本の伝統音楽を継承されなくて、誰が担うのですか?

伝統古典音楽。
何年も何年も受け継がれて、今の世まで人の心を離さない名曲のことです。

小野Pさんは、これが衰退した、終わったと歎いているように私には思えるのです。

和楽器で演奏する似非西洋音楽。似非邦楽。
巷間でもてはやされる事もない、邦楽器を使用したお寒い音楽に対して、邦楽を愛し、各方面の音楽に通じた人ならば、遣る瀬ない気持ちになるのだろう。
これまで継承されてきた、日本人の心の音楽、美しい日本を象徴する音楽がありながら、それをやろうとせず、安易な似非邦楽に奔る退廃した姿を見て、P氏はあのような寄稿をされたのだろうかと思う。

最近、三曲界の重鎮が相次いで亡くなられたり、再起不能の病気になられたり、ホントに残念なことです。
そのたびに、一つ一つ三曲界の火が消えていくように感じるのは私一人ではないはずです。

三曲、箏曲のコンサートで、古曲の一曲も演奏しないプログラムに接すると、プロの厳しさに思いを致す事も少なからず、あまり深く追及も出来ません。
しかし、小さな曲でもいいですから、一曲だけでも古曲を演奏されてはいかがかと思います。
若い聴衆の(聴く耳)を信じて。

投稿: 00 | 2010/12/30 17:57

おのP氏のホームページ覗き見しました、

「オレは邦楽が大嫌い」
わたしも氏の後ろに並んで歌ってみようかしら…、

♪♪ ああ それが邦楽♂♀♂♀ もっともだぁ~、もっともだ ♪♪♪

投稿: 波平 | 2009/08/25 17:12

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