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2009/09/03

(続)テグムの稽古

尺八以外の楽器をやっているといつもどこかで尺八に置き換えて考えてしまう。
自分はやはりベースは尺八なんだなあと実感する。
ただ、他の楽器、音楽を学ぶことで、尺八についても「わかる」ことがある。

先日までは散調のチュンモリというのをやっていたのだが、今回からはチニャンという処。
チュンモリもチニャンも韓国の伝統的なリズムパターンの形式である。
チュンモリは比較的テンポもよく運指は大変だが曲の雰囲気はつかみやすかった。
今回のチニャン、これはテンポがゆっくりで音の数は決して多くない。
延ばす音が多く、ある意味、尺八の本曲に近いものがある。
18/8なのだが、延ばしているのでリズムがわからなくなる。
こちらの音楽はリズムというものがはっきりしている。
それは長く伸ばす音でも同様でその中にきちんとリズムを感じている。
揺り始めるところも、最後の吹き切るところもちゃんとリズムの中である。
翻って尺八本曲はどうだろうか。
リズムを失った延ばし方をしているケースがよくあるように思う。
リズムは何もその音の最初を強調するということではない。同じ音量で延ばす中にもそれを感じるのと感じないのでは全く違う。
要するに遅いテンポであろうが、吹き始め、揺り始め、音の変わるところ、吹き終わり全て必然でなければならない。尺八の古典本曲も本来きっとそうであるはずだ。
自身も含めてそれを気分で吹いてしまっている人が多いのではないか。

只今、チニャンのフレーズ感がまだ全くつかめず暗譜の前に音楽自体がまださっぱりつかめずにいる。
尺八本曲で言えば、自分でしっくりしない旋律がいっぱい出てきてしまってどうにも演奏できない状態である。
苦戦中。

 前半部分が難しい

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コメント

虚韻さん

テグムのCDはあるようですがまだ手に入れていません。
こちらではCD売っている所少ないんですよね。
もちろん売っていても最近のはやっている曲か演歌がほとんど。
伝統音楽なんて商業ベースに乗らないのでしょうね。(日本と同じです)
ネット配信が盛んなのであまりCDが売れないと聞いたことがあります。

流派は6つあると聞いています。(人の名前がついています)
私の習っているのはキムドンジン流と聞いています。
あまり聞き比べはしていませんが、ベースとなる旋律は同じですが、演奏スタイルが違うようです。
キムドンジン流はダイナミックで力強い吹き方、音尻を吹き切るのが特徴のようです。他の流ではもっとテクニカルに手法が細かいものなどあるようです。

投稿: ろめい | 2009/09/05 11:36

ろめいさんの習ってる演奏で、市販CDはありますか?
テグム演奏も流派とか地方色もあるでしょうネ。

投稿: 虚韻 | 2009/09/05 11:04

音をUPしてみました。

波平さん
垂水の千鳥会ですね。
確かに地というのは、同じパターンをやっているとわからなくなってきてしまいそうですね。

虚韻さん
テグムは独奏も合奏もあります。
独奏とはいってもジャンゴという太鼓で、サポートして調子をとりますのでシンプルなリズム、掛け声など入ります。

遅いテンポのリズムというのが難しいことを実感しています。

投稿: ろめい | 2009/09/05 04:39

テグムは独奏が多いのでしょうか?
リズムがはっきりしてるのは、多楽器との合奏があり
特にリズム楽器が加わっていませんか?

投稿: 虚韻 | 2009/09/04 22:40

以前、未だ二十歳代半ばだったころ、神戸に山崎美也先生(竹隠師の奥さん)がお住まいだった、わたしも神戸に住まっていた、縁あって、しばらく地歌合奏の指導を受けた、

あれは「松竹梅」を稽古していた時だった、
先生は三弦本手を弾いてくださった、ソレに合わせて尺八を吹く稽古だった、
「それでは…」と、先生は、今度は三弦“替え手”を弾かれた、
ソレに合わせて尺八を吹く、
「では、『地(ジ)』でやりましょう…」と、先生は「松竹梅」を最初から最後まで、“地(ジ)”だけで弾き通された、
「チリチン・チリチン・チリチン・チリチン…」
コレにあわせてわたしは尺八を吹いた、
先生は、本手の時も、替え手の時も、地(ジ)の時も、しっかり唄われた、
「油断すると、チリチンが、チンチリになります」と笑っておられた、

ろめいさんの話を読んで、これを思い出した、およそ40年も昔のことだけれど、

リズム・メロディ・ハーモニーが、音楽の大切な要素らしい、
が、昨今は、古典本曲まがいを、独り、ズルズル吹くだけ、
隠居遊び、

投稿: 波平 | 2009/09/04 06:19

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